松茸の先行予約は「届く時期」の見かたと「届いた日」の保存がかんじん。冷蔵・冷凍のしかたと、発送時期の書き方の読み方【2026年版】

秋の味覚で、私がいちばん好きな食べ方は松茸ご飯です。ふるさと納税でも、松茸を「先行予約」の形で受け付けている自治体があります。ただ、先行予約で困ったことはいろいろあって、いちばん困るのは旅行の時期と届く時期が重なることなんですよね。

そこでこの記事では、届く時期を説明からどう読むかと、届いたあとにどう保存するかを中心に調べました。

なぜ松茸の発送時期は「予定」なのか

林野庁の説明によると、まつたけはアカマツなどの根と共生して育つ菌根性のきのこで、現在のところ実用的な人工栽培技術がなく、自然に生えたものを採って出荷しています。そのため、生産量は気象条件に大きく影響を受けます。

実際、令和7年(2025年)の全国の生産量は15トンで、前の年より70.6%減でした。主な生産地は、長野県・岩手県・岡山県などです。

山のきのこは、お天気しだいだワン。届く日も、山と相談だワン。

発送時期の書き方を読む

ふるさとチョイスで松茸の先行予約のページをいくつか開いてみると(2026年10月11日に確認)、発送時期の書き方には次のような違いがありました。

自治体発送時期の書き方(説明から)申し込みの期限
和歌山県高野町2026年9月下旬~11月上旬頃、順次発送予定。収穫状況により発送時期が予告なく変更になる場合がある2026年10月31日まで(予定)
長野県辰野町9月下旬から11月上旬頃に発送予定。収穫開始時期が未定のため、発送時期は未定数に限りがあり、なくなり次第終了
島根県益田市10月1日~11月10日まで。10月1日以降、申し込み順に順次発送2026年10月1日まで(確認した日には過ぎていた)
徳島県三好市9月下旬より順次配送ページで確かめられず
岩手県岩手町2027年10月頃より順次発送。収穫状況により前後する場合がある2027年10月末まで。早めに終わる場合がある

発送の時期を、秋の暦に並べてみる(目安)

  1. 高野町9月下旬~11月上旬頃(予定)
  2. 辰野町9月下旬から11月上旬頃(予定。収穫の始まりしだい)
  3. 益田市10月1日~11月10日
2026年10月11日にふるさとチョイスの各ページで確かめた発送時期です。「下旬」は21日から月末、「上旬」は1日から10日として帯にした目安です。終わりの書かれていない三好市と、翌年(2027年)発送の岩手町は入れていません。どれも天候などで前後し、予告なく変わることがあります。

並べてみると、松茸の発送は「何月何日」ではなく「9月下旬から11月上旬ごろのどこか」という幅で書かれていることが分かります。旅行の予定がある時期は、この幅のどこに入るかを先に見ておくと安心です。

また、天然のものなので、届かない場合の書き方もありました。高野町のページには、その年の天候や気候・雨量によって不作で届けられない場合があること、岩手町のページには、十分な収穫量がないときは翌年の収穫時期の発送になる場合があることが書かれています。申し込む前に、こうした但し書きまで読んでおきたいところです。

旅行の時期と重なりそうなとき

松茸は生もので、日もちが長くありません。たとえば高野町のページでは、消費期限は「出荷日+4日」と書かれていました。届いた日に家を空けていると、それだけで食べられる日が減ってしまいます。

  • 申し込む前に:発送時期の幅と、旅行の日程を見比べる。幅が旅行と大きく重なるときは、申し込みの時期そのものを考え直すのも手です
  • 受け取りのしかた:届く日を選べるか、留守のときにどうなるかは、品によって違います。品のページの説明を読み、分からないときは自治体の問い合わせ先に確かめてから申し込みます
  • 届いたあと:すぐに食べられない日が続きそうなら、次の節の冷凍を考えます

届いたあとの保存のしかた

保存のしかたは、農林水産省・林野庁のページでは今回確かめられませんでした。ここでは、産地の生産者団体である岩泉まつたけ事業協同組合(岩手県岩泉町)の説明と、お礼の品のページの説明を紹介します。どちらも、そこで案内されている方法です。

まず下処理:洗わずに拭く

岩泉まつたけ事業協同組合の説明では、濡れた布巾などで軽く汚れを拭き取り、石づき(根元)を包丁で削り取るとされています。

すぐ食べる・数日おく:冷蔵

同じ説明によると、届いてから一両日中に食べるのが基本。3~4日程度おきたいときは、キッチンペーパーなどで包んで冷蔵庫で保管する、とされています。高野町のページにも、キッチンペーパーなどにくるみ、冷蔵庫内の風の当たらない所で保存するとよい、と書かれていました。

それより長く:冷凍

それ以上おくときは、食べられる状態に下処理し、アルミホイルで包んだうえで、密閉できるビニール袋などに入れて冷凍庫へ。食べるときは半解凍で調理し、焼き松茸以外で食べられる、とされています(岩泉まつたけ事業協同組合)。

焼き松茸以外なら、ということは、松茸ご飯にはまわせそう。旅行と重なって食べる日がずれそうなときは、届いた日に下処理だけして冷凍しておき、帰ってから松茸ご飯にする、という段取りがよさそうです。

冷凍しておくときは、どの順番? 札を押してみて

  1. 濡れた布巾などで、軽く汚れを拭き取る
  2. 石づき(根元)を包丁で削り取る
  3. アルミホイルで包む
  4. 密閉できるビニール袋などに入れて、冷凍庫へ
  5. 食べるときは半解凍で調理する(焼き松茸以外で)

日もちは品によって違います。届いたら、まず同封の説明や品のページにある消費期限・賞味期限を確かめてください。

まとめ

松茸は自然に生えたものを採るため、発送の時期は天候などで前後し、予告なく変わることがあります。申し込む前に発送時期の幅と但し書きを読み、旅行の予定と見比べておく。届いたら、すぐ食べるなら冷蔵、日があくならアルミホイルと密閉できる袋で冷凍。そう決めておけば、旅行と重なっても松茸ご飯の日を守れそうです。

※2026年10月11日時点の情報です。発送時期・申し込みの期限・保存のしかたは品によって違い、変わることもあります。申し込む前に、ふるさとチョイスの各ページの説明と自治体の案内で確かめてください。

参考にした情報